モルタイオで作る本場のペストジェノベーゼ レシピ

材料(二人分)
-    元気なバジリコ 25g
-    パルメザンチーズ 35g 注1(Parmigiano Reggiano DOPを自分でおろすのが理想)
-    エキストラヴァージン・オリーブオイル 50ml 注2
-    松の実 8g
-    塩 一つまみ 注3
-    ニンニク 1/2かけ

注1 固まりが見つからなかったら、すでにおろしてある物でも大丈夫です。
注2 オリーブオイルは大変重要。本格的なものをお求めの方は、私の友人がイタリアから厳選したエキストラヴァージンオイルを輸入しています。
ご参考まで。http://www.casamorimi.co.jp/12458125221254012502124581245212523.html
注3 お勧めは大粒塩


作り方
-    まずバジリコをよく洗いましょう。
折ったり切ったりしないように、赤ちゃんのお肌を洗うように優しく洗ってください。
キッチンタオルの上で良く乾かします。お水が完璧に乾くまでは使用禁止です。
-    モルタイオでにんにくを潰します。そこに塩を足してクリーム状になるまですってください。
-    松の実を足して、さらにクリーム状になるまですります。
-    そして、バジリコを少し入れ、モルタイオをゆっくりと回しながら、すってください。

 バジルのうま味は葉脈に潜んでいます。美味しいペーストにするには、力を入れすぎず、すり棒を軽く回転させて、葉を切るのではなく、するようにすることです。

-    ここで、パルメザンチーズとオリーブオイルを少しずつ足していきます。
日本人の方は、強いチーズの香りが苦手かもしれませんね。
その場合は、量を加減してくださいね。

はい、出来上がり!
もし、ペーストが硬すぎてもご心配なく。
その場合はパスタの茹で水を少し足してください。

コツは、酸化を避けるために、なるべくさっと作ることです。
おばさんのように、鼻唄まじりに、踊るように作れるようになるまでは、ちょっと修業が必要です。

冷蔵庫で2.3日は保存可能。
家はたくさん作って、一回ごとに分けて冷凍保存します。

そうそう、とても料理上手な私のパートナーは、日本から持ち帰ったシソでペーストをつくったことがありますが、本当においしかったですよ。
今聞いたら、松の実の代わりに、クルミを入れたそうです。

その他にも、色々なペーストが作れそうですね。

ミキサーで作るのとは違うのか?
それはもう、不思議と言うしかありませんが、違います。

ミキサーに、葉脈を切らずに優しく擂るように、なんて上等な技はできないし、何より「手間暇」ですね。どんなに不細工でも、家庭で作ったケーキは店で買ったケーキより「優しく」「愛のある」味がするように、モルタイオで作ったペーストは、ミキサーで作ったものより「愛の味」がするのです。